この度、川越のギャラリーうつわノートさんにて、
茶人珮如 台湾茶と道具展を開催する運びとなりました。
日本の作家さん方と古道具店さんと共に台湾茶の豊かな世界をお届け致します。
会期中にはお茶の魅力を体感していただくお茶会を開催いたします。
ぜひ皆さま会場へ足をお運び頂けましたら幸いです。
茶人珮如(ペルー)
茶人 珮如(ペルー) 台湾茶と道具展
2015年5月9日(土)~19日(火) 会期中無休
営業時間 11:00~18:00
出品作家及び骨董店
荒川尚也(硝子・京都)
安齊賢太(陶器・福島)
市川孝(陶磁器・滋賀)
鎌田奈穂(金属・東京)
升たか(色絵・神奈川)
佃眞吾(木工・京都)
中尾郁夫(磁器・愛知)
原田譲(白磁・茨城)
三笘修(陶磁・大分)
宮岡麻衣子(磁器・東京)
山田想(陶器・愛知)
若杉聖子(白磁・兵庫)
幾一里(骨董・京都)
ギャラリーうつわノート(埼玉県川越市)
http://utsuwa-note.com/
utsuwanote@gmail.com
茶人ペルーさんは1983年生まれ。台湾で生まれ育ち、小学生の時に日本に移り住みました。現在は国内を中心に台湾茶の愉しみ方を伝える教室やイベント活動を行っています。ペルーさんの茶への向き合い方は、とても一途。味や香り、所作、言葉。いや何よりお茶への思いの深さが、茶席全体から伝わってくるのです。心ある淹れ方ひとつで、味が全く変わってしまう世界。ペルーさんのお茶に触れると誰しもその魅力に気付く事でしょう。
台湾は良質な茶葉を育む環境に恵まれ、一般の人々にも広く茶の文化が浸透しています。日本茶の趣きとは違った茶葉の種類や喫茶スタイルで、近年国内でもその人気は定着しています。茶道の始祖は、1200年前の唐代に書かれた陸羽の茶経に繋がりますが、台湾に実際に茶樹が持ち込まれ製茶が始まったのが200年前、現在の台湾茶道や茶芸が広まったのは40年程の流れになります。その歴史の若さゆえ、日本の茶道ほど形式的でなく、柔軟性のあるスタイルが日常に溶け込み易い一因でもあるようです。
本展ではペルーさんの台湾茶の世界を中心に、実力派12名の作家と骨董店による台湾茶の道具を展示販売致します。新緑の美しい季節です。茶席を彩る道具と、台湾茶の世界をどうぞご堪能ください。
店主
珮如 プロフィール
一九八三年台湾、南投縣生まれ。
台湾茶人として日本全国と台湾で活動。
果てぬ想いがお茶となる。
そうして淹れた茶湯には
言葉にして説明してしまうと、
消えてしまいそうな韻がある。
このままこの余白を楽しもう。
鼻先で感じて、肌で感じて、
髪の一本一本、細胞の隅々、静かに騒ぐ。
空間に溶けていく、共鳴し合う。
文字にならない、茶は言の葉。
-台湾茶会のご案内-
ペルーさんの台湾茶会を開催いたします。
お茶の味と香り、心、空間を、この機会にぜひご体験ください。
日程 5月9日(土) 10日(日) 16日(土) 17日(日)
時間 各日 ①13~14時の回 ②15時~16時の回
人数 各回 5名様(予約優先)
料金 3000円(台湾茶とお菓子)
*予約は、ギャラリーうつわノートさん宛てへメールもしくは電話にてお願い致します。
お名前、当日の連絡先、人数、ご希望の日時をお伝え下さい。
ギャラリーうつわノート
お電話/049-298-8715
*5月11日(月)~15日(金)の平日12時~16時は台湾茶サービスを行います。
(予約不要/数量限定)
台湾茶道具について
茶壺(急須)お茶を注ぐ器。小ささの利点は繊細な味、香りを抽出できる事です。
茶杯 口当たり、香り、飲み応えのある形を茶壺の大きさと合わせて選びます。
茶托 形は様々ありますが、茶杯の大きさとのバランスを考える事が大切です。
蓋碗 蓋・皿・碗で1セットの器。一人飲み用のマグカップのような役割です。
茶海 茶壺で抽出された茶を濾して、味を均一にし分けるための道具です。
茶盤 茶壺を乗せる道具。一段高い位置に安全に茶壺を乗せる役割になります。
茶皿 茶盤と同じく茶壺を乗せる為に使用します。卓上の水塗れを防ぎます。
茶入(又は茶倉) 茶葉の容器。必要な量を一時的に移して使う事が多いです。
茶則 茶葉を拝見したり、茶壺の中に落としたりする為の道具です。
茶匙 茶則に乗せた茶葉を整えたり、茶壺に落として使うためのお道具です。
茶承 茶壺をおこす道具です。佛さまの下にある台座のような役割です。
建水 茶器を清めたり温めたときに使った湯を捨てるための道具です。
焼水器 湯沸かし。お茶には常に沸かされている状態の熱湯が必要です。
風炉 沸かすために火におこす道具です。アルコールランプ等を用います。
花器 茶席に生け花や盆栽を添えるために用います。
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