卒意の茶

卒意の茶。

お稽古する事やお茶会の準備は「用意」。
その場の雰囲気に応じてとっさに判断し、お茶淹れすることが「卒意」。
おもてなしするとき、この二つは欠かせない。

型は、いろいろなものを切り捨て、本質的なものだけを残した基本。型があってはじめて個人の創造性が働く。

私がお稽古で伝えられるお点前やお茶の話、考え方はあくまでも皆さんの「用意」。
例え同じ「技」を使っても、その場、会う人には同じ巡り合わせはないので、答えは自ら考えなくてはならない。

相手のことを考えながら、「型」を元に「用意」し、その上で「卒意」を働かせお茶淹れすることが、心からのおもてなしにつながり、最高の一杯になるのであろう。

台湾茶道を築く為に少し集中して考え、修行する日々になります。