茶会 流花一刻 


現在と過去が交差する街
過ぎ去った時間。
花街。
泥の中に咲き、
散っていく蓮の花。

陶芸家 二階堂明弘さんのルーサイトギャラリーでの個展にて

行いました台湾茶会。
過ぎ去った時間(刻)を想像し二階堂明弘さんの器と

台湾茶を愉しむ茶会を開催。
作っていただいた台湾茶器を初お披露目しました。

 

ヒト モノ コト が合わさった茶会。
明けて欲しくない一夜であった。

 

 

茶食プレート:
「一華開五葉」 いっかごようをひらく
一つの花は五弁の花びらを開いて咲き実を結ぶように、
人も五つの知恵(心)を持ち、才能を開花し、

次代にそれを継ぐこと。

 

茶:
木柵正欉鐵観音 2012 春茶

木柵正欉鐵観音 1990 老茶

 

 

茶菓子:

白蓮蓉月餅

蓮の実餡の白月餅

 

 

 

 

今月のお夜食会は五果を頂き、実りの秋であるように。

というメッセージに対して、
二階堂さんの会ではお花が開き、実を結ぶように。
ひたむきに努力していれば自然に良い結果が出る。
と半分自分に言い聞かせるようなメッセージを込めて
お料理を作りました。

時の流れを感じるというテーマの茶会。
現在と過去を知る茶を淹れました。

そして蓮の茶席。
陶器で作られた蓮の花びらが散る床の間。

軸はTamayoさんがいつか私をイメージして
古い着物に描いてくれた蓮の花。

 

この日の為に蓮の実の餡を炊き、
作った白月餅。

 

お茶席中は、言葉があふれて、
その場にいるお客さまからはたくさんの愛をいただきました。
どんなお話をしたのかは、
その場、その一夜、ご一緒したみなさんとだけの内緒の話。